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笹部益生

ブリッジピンとロッド調整
笹部益生

■Chapter 2
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愛用のBLUERIDGE CARTER STANLEY MEMORIAL GUITAR BR-1060とともに

ブルーリッジギターを使い始めてから、自分なりの工夫をいくらか加えてみました。このギターはよく鳴るのですが、ドワーンというような多少しまりのない音がみられたので、これを改善するためにブリッジピンをエボニーにしてみました。

ただこのギターのブリッジピンの穴が狭く、リーマーで広げないと市販のピンが入らないことが分かりましたが、僕はその工具を持っていない。でも、助け舟(窮地になるとどこからともなく現れる友人たちに感謝)がありそうだと予感がありました。

その予感はなんだろうと頭を絞りましたら、そうだ、そろそろ嶋悦広さんが来そうだということに気づきました。嶋さんという方は、富山で楽器の個人作家をなさっていて、Vrai(ヴレ)というブランドで、バイオリン、マンドリンやギターを作っておられる方です。僕にはメープルで作ったドレッドノータイプのギターを提供してくださっています。その新しいギターがそろそろできるころで、わざわざ我が家まで届けてくれると仰っていた時期が近づいたのでした。

早速連絡して、ついでに工具を持って来てもらうことにしました。結果ブリッジピンの交換は予想通り効果てきめんで、ドワーンという音がしゃきっと締まりました。ズン、とか、ドウンとか、なんと表現したらいいのか、お聴かせできないのが残念です。体験してみないとわかりませんね。とにかく余分な音が消えて、欲しいだけの音がストレートに出てくるようになったわけです。

しかしこのギターは、SAGA社が日本での楽器フェアの展示用に急遽持参した感があって、フレットなどの調整もできていないようでしたし、それからしばらくして、ネックのテンションを受け持っているロッドも調整する必要があるのがわかりました。

ブルーリッジギターはロッドの調整が簡単にできるよう、レンチの口がサウンドホールのすぐそばにありますので、自分で簡単にネックの調整ができます。当初サドルの高さが低すぎると感じて、弦の切れ端をサドル下に埋め込んだのですが、このネックの調整でそんなものが必要なかったこともわかりました。

そのように手を入れ改良したBR-40はとてもよい状態になりました。翌2004年の1月にステージを3回ほどやりましたが、このギターを使用しましたら、お客さんや知人から欲しいと頼まれ、なんと19台もオーダーしてあげることになってしまいました。その後、メーカーのSAGA社から、ブルーリッジギターの上級機種を日本に置いていったから弾いてみて欲しいと連絡が入りました。

そのギターとは、マーティン社のギターに置き換えると、000-18GEタイプ、HD-28Vタイプ、D-45タイプといえるギターでした。それらのギターは僕が提供された廉価版の合板製ではなく、とても良質なマホガニーやローズウッドの単板でできています。これらを取り寄せて試奏した結果、仰天して直ちにキープすることにしたというわけなのです。

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